- 大学院生が英語を学ぶべき理由【国際会議への参加】
- 英語を勉強するきっかけは国際会議で感じた劣等感
- 英語の苦手意識を克服するために始めたオンライン英会話
大学院へ進学した学生の90%がぶち当たる壁が『英語』です。
特に、理系の大学院生だと研究資料はすべて英語だし、英語論文が読めなければお手上げ状態になってしまいます。。
大学院で研究するなら「英語」は必須です。
「英語が苦手」で研究意欲がどんどんそぎ落とされていく学生を何人も見てきました。
※私自身の英語が読めずに何度も挫折した経験があります。
とはいえ、「優秀な学生が大学院に進学して研究者になるわけだし、英語ができて当然」と思っている人もいるかも。
これは間違い。多くの博士、研究者が英語慣れしているのには理由があります。
結論から言えば、英語ができなくて“恥”をかいた経験をしているからです。
もちろん、元々英語が得意な人もいますが、大学院生・研究者の90%以上の人は英語が得意ではないものの、“それなりの努力”をしています。
本記事では、英語ができなくて悩んでいる大学院生に「英語を勉強したくなる」ようなアドバイスをしますので、参考にどうぞ。
大学院生が身に付けるべき英語力は2種類ある

大学4年生にもなれば各研究室へ所属し、ゼミや研究論文を読む機会が多くなります。ゼミの資料となる研究論文は、もちろん英語で書かれています。
英語ができない学生は研究に必要な情報を得ることができず、さらに専門知識を深めることさえ難しくなるでしょう。
また、大学院博士課程にもなれば、国際会議に参加する機会もでてきます。国際会議では海外の方と英語でディスカッションするため、英語ができなければ話になりません。
つまり、大学院生にとって“スピーキング”は必須です。
📝大学院で必須になる英語力
- リーディング
→ 英語論文を読み書きする英語スキル。 - スピーキング
→ 海外の研究者とディスカッションする英会話スキル。
ちなみに、英語ができない学生に対して「英語を勉強しなさい」なんて指導する教授はいません。
必要なスキルが自分にないなら、自ら学習するのが大学院では当たり前です。優秀な大学院生や研究者は、みんな陰ながら努力しています。
恥をかけば英語は上達する!
この経験がきっかけで、それまでは必要とはわかっていても日々の研究が忙しくてなんとなく逃げていた英語学習を始めるようになりました。
ちなみに、海外の人と英語でコミュニケーションが取れると、英語を話すのが楽しくなり、勉強意欲が湧いてきます。
私はオンライン英会話を使って、実際に話す訓練を始めたことで、英語に対する苦手意識を克服できました。
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大学院生が英語を学ぶべき理由【国際会議への参加】
大学院進学後に必要な英語力には2パターンあると説明しました。
「論文を読み書きするための英語スキル」は正直なところ“慣れの問題”でもあり、さらにはGoogle翻訳を使えば、取り急ぎ何とかなるケースが多いです。
英語論文は慣れれば何とかなる!
ただ、ある程度の英語ができないと、そこに至るまでに大変な苦労をすることになるのは間違いありません。
しかし、そこで諦めて逃げ出さなければ、“慣れの問題”であることに気付き始めるはずです。
気付いている人もいると思いますが、論文で使用されている英文には”型”があります。
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また、論文で使われる文章は「単純で無機質な短文によって構成されている」ことに気付くはずです。
論文は小説ではないため、わかりにくい比喩表現などはありません。
システマティックな表短文の連続なので、多くの論文を読み続けるとその”型”がなんとなくわかってきます。
一方で、問題なのは“スピーキング”です。
日本にいると英語を話す機会がないため、いくら英語論文が読めるようになったからと言って、英会話スキルが上達することはありません。
そのため、英会話スキルは英語論文を読む訓練とは別の方法で鍛える必要があります。
とはいえ、ほとんどの大学院生は国際会議・海外の学会・研究会に参加しないため、英会話スキルの重要性に気付いていない学生が多い。。
大学院生は国際会議へ参加するべき!
また、研究者を目指すなら国際会議への参加は必須です。
その理由は、「研究業績」になるからです。
一般的な就活などでは出身校などが重要視されるかもしれませんが、研究業界ではどこの大学出身なのかではなく「どのような研究実績があるのか」が超重要視されます。
※むしろ研究業績しか見られません。
📝重視される研究業績
- 査読付き投稿論文
- 国際会議への参加
- 国内学会・研究会への参加
※上から順番に重要度は高くなります。
上記に3つ挙げていますが、この中でも最も重要視される業績が「査読付き投稿論文」です。
各分野における有名なジャーナルへの「投稿論文数がその研究者の評価のすべて」と言っても過言ではありません。
研究業界では、どこの大学出身なのかなど評価の対象にすらなりません。
研究者の評価は研究実績のみで決まる!
それなら「論文をたくさん書けばいいじゃん!」って思うかもしれませんが、そう簡単に書けないのが論文です。
だからこそ、国際会議への参加が重要になります。
とはいえ、国際会議への参加は大学院生にとってハードルが高いです。しかし、国内の学会・研究会への参加実績がいくら豊富であっても、国際会議への参加件数1本の実績には敵いません。
こんな感じ↓
投稿論文 ≫ 国際会議 ≫ 国内学会
つまり、研究業績を作るなら投稿論文が超重要にはなりますが、そんなに簡単にかけるものではないため、国際会議へも積極的に参加しましょうってことです。
ただ、一度でも国際会議に参加すれば、英語ができないと苦手意識がある人でも英会話を勉強したくなるはずです。
それは、私のように国際会議で”恥”をかいた経験がそうさせることもありますが、シンプルに研究に対するモチベーションがあがり、また国際会議に挑戦したい!っと思うためです。

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大学院生は英語ができないと国際会議で恥をかく…
国際会議へ参加する大学院生の多くは、東大や京大あたりの比較的研究室規模の大きいところに所属している学生が多い印象です。
ちなみに私は、東大でも京大でもなく、中堅私立大学から1人で参加していました(同じ大学に所属する先輩のポスドクがいたので、完全に1人というわけではありませんでしたが)。
多くの日本人研究者は国際会議のポスターセッションに参加しています。なお、国内外問わず、学会や研究会では2種類の発表形式があります。
国際会議での発表形式
- 口頭発表
→ パワーポイントを使ったスライドスライド形式の発表(~10分)。 - ポスターセッション
→ A0くらいのポスターを作って、ポスターを見に来た人に個別に自分の研究内容を説明する。
口頭発表はみなさんがイメージする通りのような感じだと思います。
ポスターセッションというのは、結婚式場のような広い会場にボードが並べられ、そこに参加者が自分の研究ポスターを張り付け、いろんな人に声をかけて(or かけられて)個別にディスカッションするスタイルの発表です。
自分のスピーキング力に自信がなければ口頭発表はかなりハードルが高いです。欧米人を相手に英語で発表するため、日本人にはそもそもハードルが高いです。
では、ポスターセッションはハードルが低いかと言えば、そうでもありません。
口頭発表とは違って、1対1でのディスカッションをする必要があるため、口頭発表以上に英会話スキルが求められます。
しかも、ディスカッションする相手は海外の大学院生・研究者だし、日本語が通じる相手ではありませんので、冷や汗ものです。。
海外の研究者はめっちゃフレンドリー♪
国際会議や学会・研究会って聞くと“堅苦しいイメージ”を想像する人も多いですが、実際は全然違います。
特に海外の場合だと、珈琲とクロワッサンを片手にウロウロしている感じです。(笑)
※分野にもよるのかな?
とはいえ、英語が話せないとやっぱり厳しい…。ポスターセッションの時間は2時間ほど、英語が話せないと拷問のような時間になります。。
初めての国際会議は苦い思い出…
マジで悔しかったし、私ってなんて無力なんだろうって落ち込みました…。
そんな私とは対照的に、めっちゃ積極的にいろんな人とディスカッションをしている学生を発見!? 彼は修士の頃に国内の学会で面識がある東北大学のTくん。
私よりも一つ年下の学年。
なんで??
なんで英語が話せるの??
なんで物応じせず堂々としてるの??
話を聞いてみると、彼は博士に進学と同時に学振DC1を取得して共同研究者のいるフランスの大学に留学しているとのこと。
なるほど…。
学振に採用されてたのかか。
私、学振、2度も落ちたもんな。。
一応、学年が下の年下の男の子ですが、ため口なんて使えません。すごく劣等感を感じた瞬間でした。
大学院生は研究をしているだけではだめなんです…。
大学院生になって始めた英会話※研究者は必須!
英語ができずに国際会議で”恥”をかき、ものすごい“劣等感”を感じて自信喪失してしまった私は、同じ大学から同行していたポスドクの先輩たちに相談しました。
つまり、研究者であれば海外への進出は必要ということです。
でも、海外進出なんてそんな簡単にできるものじゃないし、コネだって必要。それは仕方ない。東北大のT君は確かに優秀だけど、それと同時に運も良かったはず。
とりあえず、嘆いていないで、不甲斐無い思いは自分でなんとか断ち切らなければ、研究に集中することができない。
帰国後、悔しさと不甲斐無さが心から消えてしまう前に、オンライン英会話をはじめることにしました。
私が選んだオンライン英会話スクールは“無料体験”が受けられるDMM英会話。
📝DMM英会話を選んだ理由
- 月額費用が安く、好きな時間に自宅で受講できるため難なく継続することができる。
- 1対1の個人レッスンなので回りを気にせず受講に集中できる。
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初めてのオンライン英会話だったので、自分にもできるのか不安でしたが、国際会議で感じた悔しさと不甲斐無さに比べれば、そんな不安なんて気にするレベルじゃない!!っと思いました。
もう2度と、あんな不甲斐無い経験はしたくない…。
そんな気持ちが私を突き動かしました!
ていうか、普通にオンライン英会話って楽しそう。(笑)
とりあえず、英会話にならない私の語学力でもいいので、行き当たりばったりでも良いからチャレンジしないと気が済まないくらい、国際会議で英語が話せなかったのが悔しかったんです!!
あと、東北大のT君への劣等感…。
さて、DMM英会話ってこんな感じ↓
利用してみた感想として、月額利用料金:6,480円はとにかく安すぎます。。
ぶっちゃけ、「この講師どうなの!?」って人もいました。やる気ないっていうか、愛想もないし、なんかイラついてるの!?って感じの講師も。
でも、10人中1人くらいかな。
そういう講師は2度と受講しなければいいだけだし、1ヵ月くら利用すると、決まった講師のレッスンだけを受ける様になります。
私の場合の2~3人。国籍はフィリピン、セルビア、トルコの講師。
本当はもっと英会話スキル、語学スキルを高めるために、ちゃんとレッスンしなくちゃいけないと思うんですが、おしゃべりしているだけで普通に楽しいし、3ヵ月も続ければ英会話に対する苦手意識はまったくなくなりました。
週に2~3回のペースで、約半年間で合計1,675分のレッスンを受けました(1レッスン=25分)。
週に2~3回という頻度って。
もっと頑張れよって感じですね。(笑)
とはいっても、これくらいのペース継続できれば、確実に英会話スキルが身に付いたことを実感できるはず!少なくてもオンライン英会話を始める前の頃の自分とは比べものにならないくらい上達しました。
研究を進めるのと同じで、英会話も継続することが大切です。
大学院生なら英会話スキルは必須です。
もし、「英語ができない…」と悩んでいる人は、挫折してしまう前に英会話を始めることによって、苦手意識が克服できるはずです。
興味がある人は、挑戦して損はありません。
DMM英会話以外にも、オンライン英会話はたくさんありますので、比較表を作ってみましたので、参考にどうぞ。
オンライン英会話の比較表
サービス | 月額料金 | レッスン時間 (回数) | レッスン 受付時間 | 講師国籍 | 無料体験 |
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※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
最後に:大学院生は英語を勉強しよう
大学院生、もしくは大学院への進学を考えている学生であれば、英語力の重要性についてもう気付いているはずですよね。
もし、博士課程へ進学、研究者を目指すのであれば、数年後には国際会議へ参加する機会も出てくるでしょう。
というか、研究実績を作るためにも国際会議への参加は必須です!!
ただし、ほとんどの大学院生は「初めての国際会議でディスカッションできずに“恥”をかかき“不甲斐無い”経験をする」と思います。
そこで感じた自分の無力さをちゃんと受け止め「再び国際会議にチャレンジしたい」と思うか「一回経験したしもういいや」と思うかで、その後の“伸びしろ”は大きく変わってきます。
しかし、研究者を目指すのであれば、自身の研究実績を積むためにも国際会議への参加は必須です。
研究者としてキャリアを積み上げるためにも、国際会議を楽しむためにも、英語を勉強することは必要不可欠であることは間違いありません。
英語学習、頑張りましょう!

※英会話ができれば英語は好きになります。